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綾取り
「綾取り〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
綾取りの前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「白くれない」より 著者:夢野久作
り、六十六部に身を扮装して直江志津の一刀を錫杖に仕込み、田川より遠賀川沿ひに道を
綾取り、福丸といふ処より四里ばかり、三坂峠を越えて青柳の宿に出でむとす。 既に....
「粟田口霑笛竹(澤紫ゆかりの咲分)」より 著者:三遊亭円朝
周「コレ待て賊」 といいながら追掛けて出る処へ、音羽小三郎の二人は襟を十字に
綾取り、端折を高く取り、上締をしめ、小長いのを引抜き物をも言わずツカ/\と進んで....
「木綿以前の事」より 著者:柳田国男
るなりを作るためにするので、常は襷はそうして用いるものでない故に、わざわざ十字に
綾取りてと謂ったのである。つまりは上※が急に起って働く場合を形容した文句である。....