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「綾部〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

綾部の前後の文節・文章を表示しています。該当する8件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
島原心中」より 著者:菊池寛
談に乗ってくれそうな、法律専門の法学士はなかなか思い当らなかった。その中に、ふと綾部という自分の中学時代の友人が、去年京都の地方裁判所をよして、東京へ来て、有楽....
十二支考」より 著者:南方熊楠
弥勒仏の名を仮って乱を作《な》せし事もあったのだろう。二月十六日の『大毎』紙に、綾部《あやべ》の大本《おおもと》に五六七殿というがあるそうで、五六七をミロクと訓....
「紋章」の「私」」より 著者:豊島与志雄
出てくる。彼は、主要な人物たる雁金八郎と山下久内とに、共に交誼があり、山下敦子や綾部初子や杉生善作とは顔見知りであり、雁金の発明実験所や山下家の茶会や其他いろい....
明治劇談 ランプの下にて」より 著者:岡本綺堂
いという評判も、確かに当代の人気を吸い寄せる最大の原因であったらしい。仲光の母が綾部保という侍に化けて、頼光の館へ美女丸の命乞いに来るくだりは、原作者も渡辺綱の....
宮本武蔵」より 著者:吉川英治
、彼奴が物干竿と称んでいるあの大業刀には、どうしても、刃が立たんのだ」 「村田、綾部など、ふだん剣法にも、熱心な男なのに」 「かえって、その二人などが、真っ先に....
随筆 私本太平記」より 著者:吉川英治
三月中には、ひとつ湊川近傍を中心に、山陽山陰へ出かけたい。舞鶴市から約十六キロ、綾部との中間に、いまでも上杉という地名がある。尊氏の生母清子、上杉氏の所領で、そ....
柳生月影抄」より 著者:吉川英治
旅銭と称する合力など求めて歩く類の者と、同視されたくないのでいうが――」 と、綾部大機は、柳生の門に立った最初に、まず広言をはらって、 「――音に聞ゆる将軍家....
母の手毬歌」より 著者:柳田国男
ととのえて置いて、幟に縫うことからはじめる村さえできたということである。佐賀県の綾部八幡というお社には、もとは六月十五日、今は七月のおなじ日に、旗上げ旗下しとい....