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綿繰り
「綿繰り〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
綿繰りの前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「鳴雪自叙伝」より 著者:内藤鳴雪
やって、家族で炊事もしている。父は最前もいった如く邸内の畠打をしていたが、その外
綿繰りといって、実の交った綿を小さな器械を廻してそれを抜き、木綿糸を績《つむ》ぐ....
「木綿以前の事」より 著者:柳田国男
、田舎へまでも行き渡っている。是は国内の各地方に棉の栽培が衰えたために、糸紡ぎや
綿繰りが、もう尋常農家の手業でなくなった結果である。 しかもこのもめん綿という....
「私の履歴書」より 著者:井上貞治郎
どを売っている店で、私は外交員として使われることになった。この店の片隅で、小さな
綿繰り機械のようなものを見かけたが、この機械のイメージが、後年私が段ボール機械を....