緊褌[語句情報] » 緊褌

「緊褌〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

緊褌の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
正義と微笑」より 著者:太宰治
、うまいんだ。でも、あしたは本職の役者の前でやるのだから、ちょっと今夜は酷評して緊褌一番をうながしてみたんだがね。なに、上出来だよ。」 僕は、だめかも知れない....
光と風と夢」より 著者:中島敦
の惨めさに就いて語った。そして、其等の轍《わだち》をふまないために、今こそ我々は緊褌《きんこん》一番すべきであると。 「私は、サモアとサモアの人々とを愛しており....
丹下左膳」より 著者:林不忘
いまだに放れ駒のように、恋と義にはさまれて心の拠りどころなく苦しんでいた栄三郎に緊褌《きんこん》一番、一大奮励をうながしたのだった。 と同時に。 敵の眼をく....
天狗外伝 斬られの仙太」より 著者:三好十郎
も出入している。何を始めるかわからぬ。天下の兵を向うに廻すことになるやも知れぬ。緊褌一番の時だぞ! 悪いことに、利根の甚伍左なあ。あれがどんな考えからか知らんが....
層雲峡より大雪山へ」より 著者:大町桂月
三郎氏とは解こうとせず。西洋人の真似して、猿股を着けおれるなるべし、猿股にては、緊褌一番ということも出来ず。変に処して、何の役にも立たずと、気焔を吐けど、二氏は....
斬られの仙太」より 著者:三好十郎
も出入している。何を始めるかわからぬ。天下の兵を向うに廻すことになるやも知れぬ。緊褌一番のときだぞ! 悪いことに、利根の甚伍左なあ、あれがどんな考えからか知らん....