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「総入れ歯〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

総入れ歯の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
柿の種」より 著者:寺田寅彦
った人が、時々、なくなっている足の先のかゆみや痛みを感じることがあるそうである。総入れ歯をした人が、どうかすると、その歯がずきずきうずくように感じることもあるそ....
ドグラ・マグラ」より 著者:夢野久作
骸骨ソックリの表情で、テーブルの前に立ちはだかって、諸君を一渡り見まわしてから、総入れ歯をカッと剥き出して笑うところまで、満身これ精力、全身これ胆、渾身これ智…....
自由画稿」より 著者:寺田寅彦
しれない。 (昭和十年二月、中央公論) 九 歯 父は四十余歳ですでに総入れ歯をしたそうである。総入れ歯の準備として、生き残った若干の歯を一度に抜いて....
レ・ミゼラブル」より 著者:豊島与志雄
人の男が立って何か弁じ立てていた。それは方々を渡り歩く香具師《やし》の歯医者で、総入れ歯や歯みがき粉や散薬や強壮剤などを売りつけていた。 ファンティーヌはその....