総州[語句情報] » 総州

「総州〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

総州の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
亮の追憶」より 著者:寺田寅彦
に父の春田居士が死んだ。その年の三月から亮は学校へ出るのを全くやめて、あてもなく総州へんを旅行したりしていたらしいが、いよいよ神経衰弱がひどくなって、とうとう四....
雪たたき」より 著者:幸田露伴
いになりまする?」 「表裏反覆の甚だしい世じゃ。思うても見られい、公方と管領とが総州を攻められた折は何様じゃ。総州が我を立てたが故に攻められたのじゃ。然るに細川....
大菩薩峠」より 著者:中里介山
来るのだ。いや、引連れて来るのは武田耕雲斎だけではない、武州、相州、野州、房州、総州の諸大名が、みな残らず水戸様に率いられて来る! それからまた一方、西の方か....
血曼陀羅紙帳武士」より 著者:国枝史郎
者、賭場から出て来る者、いずれも昂奮しているのは、勝負を争う人達だからであろう。総州松戸の五郎蔵持ちと書かれた板囲いを眼に入れると、頼母は、足をとめ、 「これが....
手仕事の日本」より 著者:柳宗悦
木道子さんに負うところが大きいのも書き添えねばなりません。 昭和廿一年正月|下浣総州九十九里浜の寓居にて 著者 貴方がたはとくと考えられたことがあるでしょうか....
日本の頭脳調べ」より 著者:戸坂潤
ならぬことだ。かつてのプロレタリア科学研究所の小川信一君は子爵の長子であり、今は総州に理研系統の天然瓦斯会社を営んでいる。父子爵も亦、時代の新しい動きはよく知っ....