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総懸り
「総懸り〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
総懸りの前後の文節・文章を表示しています。該当する2件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「私本太平記」より 著者:吉川英治
の底に没して火屑と共に吹き散らされる。 もう、すでに。 ここの火を遠く望んで
総懸りを起した寄せ手は、一ノ木戸二ノ木戸へばりばり迫って、ほしいまま功名を争って....
「黒田如水」より 著者:吉川英治
彼は、すぐ麓の桑実寺から登って来て、 「わしの住居はまだか。天守の七重だけでも、
総懸りで仕上げを急がせい」 と、性急に催促しながら、戦のような現場を視て廻って....