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「総攻め〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

総攻めの前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
恩を返す話」より 著者:菊池寛
城壁に、自分の身体と手兵とを擲《な》げ付けようと決心した。 細川家の陣中へも、総攻めの布告が来た。しかし翌二十九日は、冬には希な大雨が降り続いて、沼池《しょう....
入れ札」より 著者:菊池寛
人に近かった乾児が、日数が経つに連れ、二人三人|潜かに、山を降って逃げた。捕方の総攻めを喰ったときは、二十七人しか残っていなかった。それが、五六人は召捕られ、七....
宮本武蔵」より 著者:吉川英治
して、それまで静観していた宝蔵院衆の槍が、俄然うごき出すと、 「あっ、いけない、総攻めだっ」 武蔵の危機! 今が最期と彼にも分った。城太郎はついに身のほども忘....
随筆 新平家」より 著者:吉川英治
、一つ寄せ鍋を囲みながら、宿のマダムを大勢して「御飯」「御飯」「御飯」とお給仕の総攻めにする。 寄せ鍋、煮えている間がない。 支局のH氏、高松NHKの人、郷....