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総社
「総社〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
総社の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「桶狭間合戦」より 著者:菊池寛
が悲しくて告げに来たのだ」と云いもあえず消えてなくなった。 其他に、駿州の鎮守
総社大明神に神使として目されていた白狐が居たのが、義元出発の日、胸がさけて死んで....
「夜明け前」より 著者:島崎藤村
めに御嶽神社への参籠を思い立った。王滝村とは御嶽山のすそにあたるところだ。木曾の
総社の所在地だ。ちょうど街道も参覲交代制度変革のあとをうけ、江戸よりする諸大名が....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
国の府中の町といって、この府中の町にはお六所様というのがあって、これが武蔵の国の
総社になっているのです。あたしは今晩、そのお六所様のお宮の前で、平家を語ってお聞....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
ろ》めまするところは神慮《しんりょ》神事《かみごと》なり、国は坂東《ばんどう》の
総社|常陸《ひたち》の国、鹿島大神宮の事触れでござる。さて鹿島大神宮の一年の御神....
「草紅葉」より 著者:永井荷風
、わたくしは再び妙林寺の松山に鳶《とんび》の鳴声をきき得るのであろう。今ごろ備中
総社《びっちゅうそうじゃ》の町の人たちは裏山の茸狩《きのこがり》に、秋晴の日の短....
「私本太平記」より 著者:吉川英治
あったであろうが、鎌倉がたの代官がいる群馬郷の国府(現・前橋市と高崎市の中間、元
総社と呼ぶ地)をうしろに、それを措いて南進するのは無謀であり、危険と考えられたこ....