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総評
「総評〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
総評の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
心がけているのか、或いは自分のガムシャラの踊りに比較して、その長所と、短所とを、
総評的に見ているのかも知れません。 「茂ちゃん、もっとお踊りよ」 「お嬢さん、あ....
「自由人」より 著者:豊島与志雄
いましたけれど、それも、言葉通りにお考えなすっているのではございますまい。甘えた
総評の仕方もありますものね。例えば、わたくしどもの子供たちなど、あなたのことを、....
「江戸芸術論」より 著者:永井荷風
《もっとも》繊巧|緻密《ちみつ》なるものたり。ゴンクウルがこの種の一枚絵につきて
総評する所左の如し。 「歌麿は三枚|続《つづき》五枚続また七枚続の如き大《だい....
「随筆 私本太平記」より 著者:吉川英治
悪世相にはもう誰も驚かない。いちいち驚いてなんかいられないといった誰もの顔つき。
総評の春闘と並んで、親鸞上人の七百年忌もほど近い。そして、流行りカゼと、有難や節....
「美しい日本の歴史」より 著者:吉川英治
男が、眼玉をむき、肩ヒジを張って、大議論をぶッている絵の落書きだ。さしずめ今なら
総評幹部の大物にもなれそうな風貌とその頃のインテリジェンスの代表格といった所がよ....