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総選挙
「総選挙〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
総選挙の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
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「海野十三敗戦日記」より 著者:海野十三
后七時の放送に、マ司令部発の二重大指令を報ず。官公職就任禁止及び排除解散令なり。
総選挙を前にして本令の施行は頗る効果的なり、政治及び政府要員は殆んど完全に旧態を....
「パンドラの匣」より 著者:太宰治
かりだ。いつまでもこんな具合では、いまに民衆たちから置き去りにされるのは明かだ。
総選挙も近く行われるらしいが、へんな演説ばかりしていると、民衆はいよいよ代議士と....
「トカトントン」より 著者:太宰治
だのに没頭しているものとばかり思い込んでいたのです。それですから、ことしの四月の
総選挙も、民主主義とか何とか言って騒ぎ立てても、私には一向にその人たちを信用する....
「現代唯物論講話」より 著者:戸坂潤
事件やその後始末に及んで姿を現わし始めたものではないのは勿論であって、三六年度の
総選挙に於ては云うまでもなく、すでにその前年の府県会議員選挙に於てさえも見て取れ....
「世界の一環としての日本」より 著者:戸坂潤
戦術は、美濃部問題に局限されはしなかった。六月になると帝国在郷軍人会本部は再び、
総選挙に先んじて「国防と
総選挙」というパンフレットを発行し、之を全国三百万の在郷....
「社会時評」より 著者:戸坂潤
だしく世界の人類を感嘆せしめたものである。処が七十議会を解散した政府は、四月末の
総選挙に先立って、改めて政綱を発表するという前振れの下に、国民の注目を惹きつけて....
「現代日本の思想対立」より 著者:戸坂潤
、その支持によって挙国主義に反対する政党を克服すべく努力するのが当然である。即ち
総選挙に際しては、政府は進んでその国策経綸を高唱し国民の賛成を求め、政府を支持す....
「踊る地平線」より 著者:谷譲次
?』 『あなたは、いつの間にか、私を「訪問」していますね。結構です。彼は、三月の
総選挙に、加徒力教徒の人気が入要なはずですから、悦んで、その前に、ヴァテカンと伊....
「踊る地平線」より 著者:谷譲次
らしかったことも、すべての犬をこわがって狆に対しても虚勢を張ったことも、英吉利の
総選挙を予想して各政党の綿密な得票表を作っていたことも、その一々に関して、食後か....
「二・二六事件に就て」より 著者:河合栄治郎
一 二月二十日の
総選挙に於て、国民の多数が、ファッシズムへの反対と、ファッシズムに対する防波堤と....
「浅沼稲次郎の三つの代表的演説」より 著者:浅沼稲次郎
賛成の意を表明せんとするものであります。 吉田内閣は、日本独立後初めて行われた
総選挙のあとをうけて昨年十月召集され、現に開かれておる第十五国会において成立せる....
「まあまあ居士の弁」より 著者:浅沼稲次郎
である。ただ左、右と固定化して派閥になることは警戒しなければならない。昨年一月の
総選挙は共産党は四名から一躍三十五名になり自由党は二百七十名院内絶対過半数を穫得....
「私の履歴書」より 著者:浅沼稲次郎
の選挙は安定性があったが、かけ出し時代の選挙はらくではなかった。 普選第一回の
総選挙(昭和三年一月二十一日)は私は年が足りないので立候補できないので、群馬県第....
「近衛内閣の常識性」より 著者:戸坂潤
、ということを忘れてはなるまい。議会軽蔑の現われとしか見ることの出来ぬ抜打解散、
総選挙の決定的に反政府的な結論に対するシニズム、こうした態度が、その祭政一致声明....
「一九三七年を送る日本」より 著者:戸坂潤
にしよう。――以上が上半期に対する下半期の特色である。 林内閣瓦解直前に於ける
総選挙の結果が、実質に於て無産政党の大進出となって現われたことを人々は忘れないだ....