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「総長〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

総長の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
最終戦争論」より 著者:石原莞爾
七一年)など、すばらしい決戦戦争が行なわれました。その後シュリーフェンという参謀総長が長年、ドイツの参謀本部を牛耳っておりまして、ハンニバルのカンネ会戦を模範と....
深夜の市長」より 著者:海野十三
は何ごとであるか、仮りに検事局に身を置いている自分に、検事正によろしくとか、検事総長によろしくとかいうのなら分っているが総監閣下へよろしくは無い。どうやらそれは....
階段」より 著者:海野十三
引続いて、国立科学研究所の部長級にも栄進し、郊外に赤い屋根の洋館も建てられ、大学総長の愛嬢を是非に娶ってもらいたいということになり、凡ては小学校の修身教科書に出....
海野十三敗戦日記」より 著者:海野十三
二日 ◯本日午前九時十五分、東京湾上の米戦艦ミズーリ甲板上にて、わが全権重光参謀総長は、連合軍総司令官マッカーサー元帥らの前に進みて、降伏調印を終る。 かくて....
自叙伝」より 著者:大杉栄
、状袋が出て来た。封が切ってあるので僕はすぐ披いて見た。それは、当時の参謀本部の総長か次長かの何とかの(四字削除)ら各師団長および各旅団長に宛てたもので、(十七....
流線間諜」より 著者:海野十三
頭から被ってグウグウ睡っていたが、彼はこんなときに役に立つとは思わず貰って置いた総長T博士の紹介状を示して、急用のためぜひ書庫に入れてもらいたいと頼んだ。宿直員....
薄紅梅」より 著者:泉鏡花
、魔術で。」 黙って瞬でうなずいた目が消えると、たちまち井戸端へ飛んだと思う、総長屋の桝形形の空地へ水輪なりにキャキャと声が響いた。 「放れ馬だよ、そら前町を....
S夫人への手紙」より 著者:岸田国士
と小生の考えを述べてみたいのです。 学生ストの問題に関しては、すでに、南原東大総長の情理をつくした声明もあり、森戸文相の責任ある国会での答弁も公表されているこ....
オフェリヤ殺し」より 著者:小栗虫太郎
ね。もしそうでしたら、法水さんの新釈ハムレットには、至極縁遠い方ですわ。ねえ検事総長、貴方はあのフロイト式解釈には、感覚がないんですの。あの亡霊はハムレットの幻....
奇巌城」より 著者:菊池寛
」 この時ボートルレはふと黙った。判事の書記が入ってきたのであった。書記は検事総長が到着したと告げた。判事は不思議な顔をした。 「何だろう、おかしいな。」 「....
二葉亭余談」より 著者:内田魯庵
会は前後に二度となかった。「ロスの奴滅茶々々かも解らん」とあたかも軍令部長か参謀総長でもあるかのようなプライドが満面に漲っていた。恐らくこの歓喜を一人で味ってら....
鴎外博士の追憶」より 著者:内田魯庵
たのは鴎外の心残りでもあったろうし、また学術上の恨事でもあった。 鴎外が博物館総長の椅子に坐るや、世間には新館長が積弊を打破して大改革をするという風説があった....
エリザベスとエセックス」より 著者:片岡鉄兵
る驚嘆すべきこの人に、かならず高貴な報酬を与えねばならぬと心に誓った。ときに検事総長の椅子が空いた。エセックスはただちに、この椅子はフランシス・ベエコンをもって....
大力物語」より 著者:菊池寛
別当をも兼ねていた。別当というのは、検非違使の長官をも云うのだが、神社仏寺の事務総長をも云うのである。ある時仁和寺が修理工事を始めていた頃の話である。 ある夕....
戦争史大観」より 著者:石原莞爾
この事情を最もよく示している。 フリードリヒ大王以後統帥事項は当時に於ける参謀総長に当る者より直接侍従武官を経て上奏していたのであるが、軍務二途に出づる弊害を....