総領の甚六[語句情報] » 総領の甚六

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総領の甚六の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
旧聞日本橋」より 著者:長谷川時雨
え、かなり大きくなったって、何だかぼんやりしてたわ。」 正《まさ》にその通り、総領の甚六と、利発な妹とであったのだ。 その甚六が俳句をつくる真似《まね》をす....
旧聞日本橋」より 著者:長谷川時雨
た。 それもまた、親の情であったかもしれない。あたしは、アンポンタンと呼ばれ、総領の甚六とよばれ、妹の色の白さに対して烏とよばれ、腺病質ででもあったのか、左の....
三国志」より 著者:吉川英治
長男の曹丕でしかなかった。曹丕は親の目から見ても、篤厚にして恭謙、多少、俗にいう総領の甚六的なところもあるが、まず輔弼の任に良臣さえ得れば、曹家の将来は隆々たる....