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緑苔
「緑苔〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
緑苔の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「みみずのたはこと」より 著者:徳冨健次郎
の蘚苔をふわりと纏うて居るのもある。其間をトマムの剰水が盆景の千松島と云った様な
緑苔の塊を※って、流るゝとはなく唯|硝子を張った様に光って居る。やがて麓に来た。....
「南半球五万哩」より 著者:井上円了
で来たりて、牛乳または果酒を売る。その頭髪は長幼をわかたず、みな黄白色なり。青草
緑苔、石上に敷き、また灌木の渓畔に横たわるあり、野花の岸頭に笑うありて、実に仙境....
「随筆 宮本武蔵」より 著者:吉川英治
七、八名でどやどやと、今は細川氏の別業となっている泰勝院の門内へ入って、寂とした
緑苔の庭に立っている。 かつて人の足に踏ませない苑内なので、ここの庭苔は実に眼....