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「緒言〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

緒言の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
永日小品」より 著者:夏目漱石
たりして済《すま》している。のみならず、この序文を見ろと云ってハムレットへつけた緒言《しょげん》を読まされた事がある。その次行って面白かったと云うと、君日本へ帰....
彼岸過迄」より 著者:夏目漱石
か》えなかろうと思っている。 (明治四十五年一月此作を朝日新聞に公けにしたる時の緒言) 風呂の後 一 敬太郎《けいたろう》はそれほど験《げん》の見えないこの間....
宇宙の始まり」より 著者:アレニウススヴァンテ
だけで十分であると思う。すなわち、スピノザはその著倫理学(Ethik)の第三篇の緒言の中でこう言っている。『すべての出来事並びにすべての物の形の変転を支配する自....
ルクレチウスと科学」より 著者:寺田寅彦
緒言 今からもう十余年も前のことである。私はだれかの物理学史を読んでいるうちに....
科学と文学」より 著者:寺田寅彦
緒言 子供の時分に、学校の読本以外に最初に家庭で授けられ、読むことを許されたも....
白峰山脈縦断記」より 著者:小島烏水
緒言 前年雨のために失敗した白峰山登りを、再びするために、今年(四十一年)は七....
映画芸術」より 著者:寺田寅彦
緒言 映画はその制作使用の目的によっていろいろに分類される。教育映画、宣伝映画....
日本人の自然観」より 著者:寺田寅彦
緒言 「日本人の自然観」という私に与えられた課題の意味は一見はなはだ平明なようで....
鳴雪自叙伝」より 著者:内藤鳴雪
緒言 一 この自叙伝は、最初|沼波瓊音《ぬなみけいおん》氏の「俳味」に連載され....
ジャン・クリストフ」より 著者:豊島与志雄
ない。すなわち、ロマン・ローラン全集版の「ジャン・クリストフ」についている作者の緒言の翻訳である。 この全集決定版は、私が改訳に使用した改訂版とは、一冊につき....
ジャン・クリストフ」より 著者:豊島与志雄
を廃し十巻の区別だけを保存して、刊行された。これには一九三一年の日付の作者の長い緒言がついている。この緒言は、この作品の生成および内容について重要な解説を含んで....
二都物語」より 著者:佐々木直次郎
らず文学的手腕においても彼の高潮に達していたのであった。「二都物語」の作者自身の緒言に記されているように、彼がこの作の主要な観念を思い付いたのは彼の年少の友人ウ....
小知恵にとらわれた現代の法律学」より 著者:末弘厳太郎
多の非理知的分子を附加して考えなければならないと思います。これがまず今晩のお話の緒言であり、同時に解題となるわけであります。 それでこれから以下、以上の思想を....
比較科学論」より 著者:中谷宇吉郎
発表されるのは、この部分であって、最初のアマゾン型の部分は、省略されるか、または緒言でちょっと触れる程度である。従って、原子論などの近代物理学では、アマゾン型の....
指導者としての寺田先生」より 著者:中谷宇吉郎
豊富な研究は、このような問題とはすっかり方面が違っているからである。先生の論文の緒言《しょげん》にあるように、「フランクリンが電光の研究をして以来、その後の火花....