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「線装〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

線装の前後の文節・文章を表示しています。該当する9件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
空中墳墓」より 著者:海野十三
あたって烏山の天文台の丸いドームが月光の下に白く浮かび出でた。天を摩するような無線装置のポールが四本、くっきりと目の前に聳え立っているのであった。 「おお、こり....
赤耀館事件の真相」より 著者:海野十三
外に出しました。いつの間にこの建物の外に搬んで来たものか、そこには一台の移動式X線装置が置かれてありましたが、警部は時計を見つつ、心得顔にスイッチを抑え、抵抗器....
地中魔」より 著者:海野十三
た。強盗紳士の手際に懲りているので、忽ち厳重な警戒の網が展げられた。 本庁の無線装置は気が変になったように電波を出した。東京と横浜との水上署の警官と刑事とは、....
少年探偵長」より 著者:海野十三
らは、もちろん、金属でしょう。義眼は樹脂だ。それならば、その義眼を、ここにあるX線装置でもって透視すれば、いともかんたんに問題は解決する。なぜといって、X線は、....
キュリー夫人」より 著者:宮本百合子
い。そこでキュリー夫人は活動を開始して先ず大学の幾つかの研究室にある幾つかのX光線装置に、自分の分をも加えた目録を作り、続いてその製造者たちのところを一巡して、....
宇宙戦隊」より 著者:海野十三
に偵察員として帆村荘六がいる。そのとなりに横向きになって、電信員の山岸少年が、無線装置に向かいあっている。 おもしろいのは、みんなの座席が、重力の方向に曲がっ....
紫外線」より 著者:小酒井不木
したが、やがて、立ち上がって、 「ちょっと待ってください」 と言いながら、紫外線装置のある室に入ってゆきました。次の瞬間、紫外線を使用する特殊の音が聞こえてき....
現場の写真」より 著者:小酒井不木
と、あまり大きな犯罪も起こらないようだねえ」 と、ある日の午後、俊夫君は、紫外線装置の部屋から、退屈そうな顔をして出てきながら言いました。 「犯罪など起こらな....
古寺巡礼」より 著者:和辻哲郎
り胸、あるいは腰のあたりをめぐって、腕から足に垂れる天衣の工合も、体を取り巻く曲線装飾として、あるいは肩や腕の触覚を暗示する微妙な補助手段として、きわめて成功し....