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締括
「締括〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
締括の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「チベット旅行記」より 著者:河口慧海
り、その紐との繋ぎ合せには真珠の紐を七つばかり連ねた根掛のような紐を用いて両端の
締括りにしてあるです。
それからその真珠の紐の真中には大真珠あるいは瑜(緑玉)....
「虞美人草」より 著者:夏目漱石
違棚《ちがいだな》の狭《せま》い上に、偉大な頭陀袋《ずだぶくろ》を据《す》えて、
締括《しめくく》りのない紐《ひも》をだらだらと嬾《ものうく》も垂らした傍《かたわ....
「道楽と職業」より 著者:夏目漱石
でやっと安心したくらいのものである。そんな妙な商売は近頃とんと無くなりましたが、
締括《しめくく》った総体の高から云えば、どうも今日の方が職業というものはよほど多....
「中味と形式」より 著者:夏目漱石
と仮定してかかるのであります。中味は込入っていて眼がちらちらするだけだからせめて
締括《しめくく》った総勘定《そうかんじょう》だけ知りたいと云うなら、まだ穏当な点....