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縁の色
「縁の色〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
縁の色の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「冥土行進曲」より 著者:夢野久作
もどうにか胡魔化した。着換えてしまってみると、右のポケットに精巧な附髭と黒い鼈甲
縁の色眼鏡があるのを探り当てたので、早速それを応用した。手鏡に写してみるとどうみ....
「娘煙術師」より 著者:国枝史郎
武士に、緑色の衣裳をなぜ着せたか? きわめて容易に説明できる。姫が元始の森林の、
縁の色を愛したからである。老女に醜女をなぜ選んだか? 美しさを引き立てようためだ....
「墓地の殺人」より 著者:小酒井不木
りに気をもみはじめました。 やがて私たちが四辻のところへ来ると、右の方から、金
縁の色眼鏡をかけて洋服を着た紳士が静かに歩いてきました。 小田さんは帽子に手を....
「式部小路」より 著者:泉鏡花
けたれ。 冠木門の内にも、生垣の内にも、師匠が背戸にも、春は紫の簾をかけて、由
縁の色は濃かながら、近きあたりの藤坂に対して、これを藤横町ともいわなかったに。 ....