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縁を離
「縁を離〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
縁を離の前後の文節・文章を表示しています。該当する9件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「生まれいずる悩み」より 著者:有島武郎
ールびんの間から縄をたぐり込んで、釣りあげられた明鯛がびんにせかれるために、針の
縁を離れて胴の間にぴちぴちはねながら落ちて行くのをじっと見やっている。そしてクリ....
「四条畷の戦」より 著者:菊池寛
ず尊氏の世となるべし。然りと云へども、汝、必らず義を失ふことなかれ。夫れ諸法は因
縁を離れず。君となり臣となること、全く私にあらず。生死禍福は、人情の私曲なるに随....
「春昼」より 著者:泉鏡花
と、紅蓮白蓮の咲乱れたような眺望をなさったそうな。これで御法の船に同じい、御堂の
縁を離れさえなさらなかったら、海に溺れるようなことも起らなんだでございましょう。....
「悪獣篇」より 著者:泉鏡花
片手を。 ぐい、と取って、引立てる。右と左へ、なよやかに脇を開いて、扱帯の端が
縁を離れた。髪の根は髷ながら、笄ながら、がッくりと肩に崩れて、早や五足ばかり、釣....
「黒百合」より 著者:泉鏡花
動かして、 「惜しいの、大事なんですか。」 「うむ、大事なんだ。」といい放って、
縁を離れてそのまますッくと立った。 「帰ったら何か持たして寄越さあ、邸でも、庫で....
「美しい村」より 著者:堀辰雄
私たちはその懐中電気のまぶしい光りを浴びせられた。私たちはびっくりしてその小川の
縁を離《はな》れた。……しかし懐中電気を手にしていた男の方でも、そんなところに思....
「おいてけ堀」より 著者:田中貢太郎
らまた聞えてくるおいてけの声。 「なに云やがるのだ」 金太はどんどん走って池の
縁を離れた。来る時には気が注かなかったが、其処に一軒の茶店があった。金太はそれを....
「宮本武蔵」より 著者:吉川英治
の耳を打った。 だが、愚堂の感情は、ちっとも動いたとは見えない。黙って、辻堂の
縁を離れたかと思うと、 「又八。来い」 と、のみいって、先へ歩き出した。 「和....
「黒部川を遡る 」より 著者:木暮理太郎
られて、ほんの一部しか望まれない。水の色は藍緑に冴えていた。 これから少し河の
縁を離れて、平な草地を辿ったり植林した杉林の中を通ったりする。此時雷鳴と共に大雨....