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縁起を祝う
「縁起を祝う〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
縁起を祝うの前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「あらくれ」より 著者:徳田秋声
》はじめた。
七十六
そんな噂《うわさ》がいつか町内へ拡がったところから、
縁起を祝うために、鈴木組と云う近所の請負師の親分の家で出た註文を、不意に受けたの....
「黒百合」より 著者:泉鏡花
をした、ぶらり火というのが、今も小雨の降る夜が更けると、樹の股に懸るというから、
縁起を祝う夜商人は忌み憚って、ここへ露店を出しても、榎の下は四方を丸く明けて避け....
「源氏物語」より 著者:紫式部
うとしている。 「ほんとうにそそっかしい人ですね。すぐ直させてあげますよ。今日は
縁起を祝う日ですからね、泣いてはいけませんよ」 言い残して出て行く源氏の春の新....
「源氏物語」より 著者:紫式部
、隠そうとするのであるが悲しい表情の現われて、泣きもするのを侍従は憎らしがった。
縁起を祝う結婚の初めに、尼姿で同車して来たのさえ不都合であるのに、涙目まで見せる....
「鴎外の思い出」より 著者:小金井喜美子
から外へ出て、格子を叩いています。入口には三所ほどに、高く盛塩がしてありました。
縁起を祝うのだそうです。内田病院の前まで行きましたが、あっちでもこっちでも下足札....