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縁頭
「縁頭〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
縁頭の前後の文節・文章を表示しています。該当する7件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「業平文治漂流奇談」より 著者:三遊亭円朝
又先達ては多分の頂戴物《ちょうだいもの》をいたしまして有難うございます」 蟠「
縁頭《ふちかしら》は赤銅七子《しゃくどうなゝこ》に金で千鳥が三羽出ている、目貫《....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
まず何者が殺したかという詮議であったが、そこに残された刀が物を言う。 その刀は
縁頭《ふちがしら》が鉄の鎖《くさり》で、そこに「田中新兵衛」と持主の名前が明瞭に....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
。なお、その道の者にお見せ申しましたならば、彫《ほ》りが後藤だとか、毛唐だとか、
縁頭《ふちがしら》が何で、鳶頭《とびがしら》がどうしたとか、目ぬきがどうで、毛抜....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
《こじり》をトンと畳へ突き立てて、朧銀《ろうぎん》に高彫《たかぼり》した松に鷹の
縁頭《ふちがしら》のあたりに眼を据えました。 「この刀を試《ため》すことをいやが....
「後の業平文治」より 著者:三遊亭円朝
氏の脇差、中身は確か彦四郎定宗と覚え居りますが、拵えは何でござりますか」 文「
縁頭は赤銅魚子、金にて三羽の千鳥、目貫は後藤宗乘の作、鍔は伏見の金家の作でありま....
「顎十郎捕物帳」より 著者:久生十蘭
つきの羽二重の小袖に、茶棒縞の仙台平《せんだいひら》の袴を折目高につけ、金無垢の
縁頭《ふちがしら》に秋草を毛彫りした見事な脇差を手挾《たばさ》んでいる。どう安く....
「粟田口霑笛竹(澤紫ゆかりの咲分)」より 著者:三遊亭円朝
柄糸を巻上げますのは間に合いますと、そこは酔っていても商売ゆえ、後藤祐乘の作にて
縁頭に赤銅斜子に金の二|疋のくるい獅子の一輪牡丹、金の目貫は英一|蝶の下絵を宗※....