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縊れる
「縊れる〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
縊れるの前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「眉かくしの霊」より 著者:泉鏡花
とりと身についた藍鼠の縞小紋に、朱鷺色と白のいち松のくっきりした伊達巻で乳の下の
縊れるばかり、消えそうな弱腰に、裾模様が軽く靡いて、片膝をやや浮かした、褄を友染....
「茸の舞姫」より 著者:泉鏡花
ポンと栓を抜く、件の咳を一つすると、これと同時に、鼻が尖り、眉が引釣り、額の皺が
縊れるかと凹むや、眼が光る。……歯が鳴り、舌が滑に赤くなって、滔々として弁舌鋭く....
「粟田口霑笛竹(澤紫ゆかりの咲分)」より 著者:三遊亭円朝
ない南無阿弥陀仏/\と口の中にて念仏を唱えながら、スーッと手を放す、途端にグッと
縊れるものだそうで、行って御覧なさい、何のくらい苦しいか知れますまい。 すると....