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「縊殺〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

縊殺の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
真景累ヶ淵」より 著者:三遊亭円朝
から、此の宗觀|様《さん》をだまして薬を買いに遣った跡で、お母様《ふくろさん》を縊殺《くびりころ》したは此のお熊、私はお前|様《さん》のお母様《っかさん》の敵だ....
業平文治漂流奇談」より 著者:三遊亭円朝
《や》ることは出来ねえと云ったら、文治郎と云う奴は友之助の所へお村を遣らなければ縊殺《くびりころ》すと云って理不尽に咽喉《のど》を締めて、苦しくって仕方がねえか....
浮雲」より 著者:二葉亭四迷
立たず、お政は、あの如く、娘を愛する心は有りても、その道を知らんから、娘の道心を縊殺《しめころ》そうとしていながら、しかも得意顔《したりがお》でいるほどゆえ、固....
婦人と文学」より 著者:宮本百合子
藤野枝と幼い甥の宗一と一緒に、憲兵隊につれてゆかれ甘粕憲兵大尉とその部下によって縊殺された。そして、三つの死体は古井戸に投げすてられた。日本の民衆の自由、独立を....
草迷宮」より 著者:泉鏡花
。」 「何か、夢でも見たろうかね。」 「夢どころではござりますか、お前様、直ぐに縊殺されそうな声を出して、苦しい、苦しい、鼻血が出るわ、目がまうわ、天窓を上へ上....
三国志」より 著者:吉川英治
て、容易に彼らの手にかからなかったが、遂に、遮二無二抑えつけられたまま、その場で縊殺されてしまった。 張遼にも、当然、斬られる番が迫ってきたが、玄徳は、突如立....