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「縢〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

縢の前後の文節・文章を表示しています。該当する13件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
古代国語の音韻に就いて」より 著者:橋本進吉
都図屠・外砥礪戸聡利速門甲類 │〔濁音〕度渡奴怒 ト┤ │〔清音〕止等登※騰臺苔澄得・迹跡鳥十与常飛乙類 └〔濁音〕杼藤騰廼耐特 ┌怒弩努甲類 ノ┤....
永日小品」より 著者:夏目漱石
家《うち》へ逃げ込んでしまった。その次には、喜いちゃんが、毛糸で奇麗《きれい》に《かが》った護謨毬《ゴムまり》を崖下《がけした》へ落したのを、与吉が拾ってなか....
虞美人草」より 著者:夏目漱石
》の手を休《や》めて、火熨に逡巡《ためら》っていた糸子は、入子菱《いりこびし》に《かが》った指抜を抽《ぬ》いて、※色《ときいろ》に銀《しろかね》の雨を刺す針差....
十二支考」より 著者:南方熊楠
....
草迷宮」より 著者:泉鏡花
、座敷はさながら手毬の錦――落ちた木の葉も、ぱらぱらと、行燈を繞って操る紅。中をって雪の散るのは、幾つとも知れぬ女の手と手。その手先が、心なしにちょいちょい触....
縷紅新草」より 著者:泉鏡花
えました。露が光るように、針の尖を伝って、薄い胸から紅い糸が揺れて染まって、またって、銀の糸がきらきらと、何枚か、幾つの蜻蛉が、すいすいと浮いて写る。――(私....
死者の書」より 著者:折口信夫
める外はない家持だったのである。 越中守として踏み歩いた越路の泥のかたが、まだ行から落ちきらぬ内に、もう復、都を離れなければならぬ時の、迫って居るような気がし....
大菩薩峠」より 著者:中里介山
弓小手《ゆごて》、太刀を佩き短刀を差して頭に綾藺笠《あやいがさ》、腰には夏毛の行《むかばき》、背には逆顔《さかづら》の箙《えびら》、手には覚えの弓、太く逞《た....
露肆」より 著者:泉鏡花
握って、裸体の婦の胴中を切放して燻したような、赤肉と黒の皮と、ずたずたに、血筋をった中に、骨の薄く見える、やがて一抱もあろう……頭と尾ごと、丸漬にした膃肭臍を....
書籍の風俗」より 著者:恩地孝四郎
が多い。むろん気取った場合はアンカットのも少なくない。表紙と中味の連絡は、中身のり糸で表紙に膠着され、その上を見返し紙が抑える。ぞんざいなのは背と峰に貼付けた....
空家」より 著者:宮崎湖処子
来たり炉の傍の敷居に腰かけぬ、彼は洗濯衣を着装《きかざ》り、裳《すそ》を端折り行《むかばき》を着け草鞋《わらじ》をはきたり、彼は今両手に取れる菅笠《すげがさ》....
私本太平記」より 著者:吉川英治
て来るのである。 二人の間には、いつも一匹の蜘蛛がいて、目に見えない運命の糸にられているような気がされてならない。 「頭に、おくな。おかねばよいのだ」 こ....
随筆 私本太平記」より 著者:吉川英治
、過去をただ時の流れといってしまうには、余りに人と歴史の綾は目に見えぬ密度の糸でられている。 さて。かんじんな河内紀行だが、もう枚数がない。またの機会に書く....