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「縦から見ても横から見ても〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

縦から見ても横から見てもの前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
右門捕物帖」より 著者:佐々木味津三
いかねえとわからねえんだからね。そこで、こちらの井上のだんななんだが、このとおり縦から見ても横から見てもおりっぱなご家人さまだ。しかも、大御番組のご家人さまなん....
人間レコード」より 著者:夢野久作
鬚髯と眉毛の長い巨漢が坐っていた。白々と肥満した恰好から、切れ目の長い一重瞼まで縦から見ても横から見ても支那人としか思えなかったが、その前にツカツカと近づいた今....
映画雑感(Ⅱ)」より 著者:寺田寅彦
ーゾン・レオンの亭主でも、悪漢とその手下でも、また町のオーケストラでも、やっぱり縦から見ても横から見てもパリの場末のそれらのタイプである。 レオンの店をだされ....
狂歌師赤猪口兵衛」より 著者:夢野久作
。 「さすがは良助どんじゃ。あの若侍に目が付いたか」 「眼が付かいで何としょう。縦から見ても横から見ても土地侍とは見えぬ人体じゃもん」 「うんうん。上方風の細折....
鳴門秘帖」より 著者:吉川英治
ンと紺土佐の日傘を開いて、住吉村から出て行った。 どこへ行くのか、何を目星か、縦から見ても横から見ても、掏摸とは思えぬ品のよい御寮人様。 四天王寺の日除地、....