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「縮か〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

縮かの前後の文節・文章を表示しています。該当する9件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
海異記」より 著者:泉鏡花
八 「そうする内に、またお猿をやって、ころりと屈んだ人間ぐれえに縮かまって、そこら一面に、さっと暗くなったと思うと、あやし火の奴め、ぶらぶらと裾....
高野聖」より 著者:泉鏡花
利《き》くさえ、まして手足のあがきも出来ず、背中を円くして、膝《ひざ》を合せて、縮かまると、婦人《おんな》は脱がした法衣《ころも》を傍《かたわ》らの枝へふわりと....
」より 著者:島崎藤村
かった。三吉はお雪を連れて、その方に移されていた宗蔵を訪ねた。この病人の兄は例の縮かまったような手を揉んで、「遠方から御苦労様」という眼付をして、弟の妻に挨拶し....
新世帯」より 著者:徳田秋声
ことなぞもあった。空風の寒い日などは、血色の悪い総毛立ったような顔をして、火鉢に縮かまっていた。少し劇しい水仕事をすると、小さい手がじきに荒れて、揉み手をすると....
白藤」より 著者:豊島与志雄
白藤の花と、それを軒先につけたひそやかな住居、それから、このひょろひょろした蔓と縮かんだ葉、両者の間には何の関連もなく、全く別な物でありました。 保治は長い間....
一太と母」より 著者:宮本百合子
す。 そんなことより一太にはもっと面白いことが今ある。この軽焼を黒こげにしたら縮かんでちっとも拡がらない。さっと引くりかえして、ほら、こうふくれたら、またさっ....
源氏物語」より 著者:紫式部
らみられけれ唐ごろも君が袂に馴れずと思へば 字は昔もまずい人であったが、小さく縮かんだものになって、紙へ強く押しつけるように書かれてあるのであった。源氏は不快....
源氏物語」より 著者:紫式部
だけを慰めにしたいと思っています。 というのである。手紙の付けられてあったのは縮かんだようになった下折れ笹に霜の積もったのであって、来た使いの形もこの笹にふさ....
腐った蜉蝣」より 著者:蘭郁二郎
でも、胸のやまいですよ、女という病菌の……』 と、冗談にまぎらして、私は彼を恐縮から救った。それはその男の持つ、何処となく異状な雰囲気に、疾うから好奇心を持っ....