縮こまる[語句情報] »
縮こまる
「縮こまる〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
縮こまるの前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「みみずのたはこと」より 著者:徳冨健次郎
れば、鍼先を吹っかくる様な水気が面を撲って、遽てゝもぐり込む蒲団の中でも足の先が
縮こまる程いやに冷たい、と思うと明くる朝は武蔵野一面の霜だ。草屋根と云わず、禾場....
「安重根」より 著者:谷譲次
、霜だ。おお寒い寒い! 皆さん手に息を吹っかけて、家ん中へはいってオンドルの上に
縮こまる。へへん、笑いごっちゃあねえ。蛇だって寒いから、穴籠りだ。山の奥へと持っ....
「女人禁制」より 著者:豊島与志雄
こまっていた方がよくねつかれる道理で、しいて眠ろうとする時に人は大抵、布団の中で
縮こまるものなのである。車体の動揺がせわしいといっても、人は子供の折身体を揺ぶっ....