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「縲〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

縲の前後の文節・文章を表示しています。該当する8件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
富士」より 著者:岡本かの子
かずける度びに翁の腹にできたはらわたの捻纏《ねんてん》は、だんだん溜って翁の腹を《にな》の貝の形に張り膨らめた。それに腹の皮を引攣《ひきつ》られ翁はいつも胸か....
聖書の読方」より 著者:内村鑑三
めらる、此世に於て迫害らるる者は彼世に於て賞誉らる、「或人は嬉笑をうけ、鞭打れ、絏と囹圄の苦を受け、石にて撃れ、鋸にてひかれ、火にて焚れ、刃にて殺され、棉羊と....
西洋人情話 英国孝子ジョージスミス之伝」より 著者:三遊亭円朝
って腹を切んなすったかえ」 丈「さゝ人を殺し多くの金を奪い取った重罪の春見丈助、絏に掛っては、只今は廃刀の世なれども是まで捨てぬ刀の手前、申訳のため切腹しまし....
ジーキル博士とハイド氏の怪事件」より 著者:佐々木直次郎
なる地震おこりて、牢舎の基ふるい動き、その戸たちどころに皆ひらけ、すべての囚人の絏《なわめ》とけたり、」と新約聖書使徒行伝第十六章第二十五―六節に記されている....
妾の半生涯」より 著者:福田英子
しん》を買う、何たる烏滸《おこ》の白徒《しれもの》ぞ。宜《むべ》なる哉《かな》、絏《るいせつ》の辱《はずかし》めを受けて獄中にあるや、同志よりは背徳者として擯....
西瓜」より 著者:永井荷風
せている。 選挙にはむずかしい規定がある。一たびこれに触れると、忽《たちまち》紲《るいせつ》の辱《はずかしめ》を受けねばならない。触《さわ》らぬ神に祟《たた....
チベット旅行記」より 著者:河口慧海
ろの事をやったに付け込んで、その主人のテーモ・リンボチェにまで累を及ぼして、遂に紲の中に横死するに至らしめたのである。既にシャーターが宰相に任ぜられた時分に、....
三国志」より 著者:吉川英治
、曹丞相の命で、わが身は許都へさし立てられた。子が逆臣に与したという科で、母にも紲の責めが降りかかった。が、幸いにも程※の情けに扶けられ安楽にはしているが、ど....