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繆
「繆〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
繆の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「十二支考」より 著者:南方熊楠
誤認したのであろう。また似た事が梁の任※の『述異記』下に出《い》づ。いわく、秦の
繆公《ぼくこう》の時陳倉の人地を掘りて羊状で羊でなく、猪に似て猪でない物を得、
繆....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
孟徳ガ詩ニアラズヤ、西ノカタ夏口ヲ望ミ、東ノカタ武昌ヲ望メバ、山川《さんせん》相
繆《あひまと》ヒ、鬱乎《うつこ》トシテ蒼々《そうそう》タリ、此レ孟徳ガ周郎ニ困《....
「新疆所感」より 著者:日野強
るるなきを保すべからず。清国人たる者よろしくいまだ雨ふらざるに※戸(ゆうこ)を綢
繆(ちゅうびゅう)するを要するとともに、わが国経世の士、また多大の注意を払わずし....
「三十年前の島田沼南」より 著者:内田魯庵
欧化気分がマダ残っていたとはいえ、沼南がこの極彩色の夫人と衆人環視の中でさえも綢
繆纏綿するのを苦笑して窃かに沼南の名誉のため危むものもあった。果然、沼南が外遊の....