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繕い物
「繕い物〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
繕い物の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「変な男」より 著者:豊島与志雄
辰代は自分一人の繰言をしながら、台所へやっていった。そして残りの用を済し、何か
繕い物を持出してきて、室の隅に蹲った。 澄子はまた話の続きを初めていた。大学生....
「花子の陳述」より 著者:豊島与志雄
やりのようでした。洗濯もあまりなさらないし、たいていの物は洗濯屋に出してしまい、
繕い物もあまりなさらないようでした。魚屋と八百屋は御用聞きが来て、註文の品物を配....
「山吹の花」より 著者:豊島与志雄
中を掃除したり、食器を整理したり、庭の草をむしったり、若い女中にせっついて衣類の
繕い物を出させたりした。そしてよく病人の世話をした。綾子もFさんに好感を持ってい....
「鴻ノ巣女房」より 著者:矢田津世子
ずデー」と張紙などして、からかったりした。 ぎんは器用なたちだったので、大抵の
繕い物は自分の手でした。傘の張換えだの骨の折れなどを雑作なくなおした。それから鍋....