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繙読
「繙読〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
繙読の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「近時政論考」より 著者:陸羯南
蘭西法律書』の類は『西洋事情』のごとく俗間に行なわれざるも識者の間には一時大いに
繙読せられたり。 この派の論者は説すこぶる高尚に傾き、かつ当時いずれも政府の顧....
「現代小説展望」より 著者:豊島与志雄
「太陽のない街」などを全部引用しなければならないだろう。そこでこの引用は、読者の
繙読にゆずって、論旨を先に進むれば、上述の強権主義に束縛された文芸がどういう結果....
「西瓜」より 著者:永井荷風
う》と伝奇とは平氏の運命の美なること落花の如くなることを知らしめた。『太平記』の
繙読《はんどく》は藤原藤房《ふじわらのふじふさ》の生涯について景仰《けいこう》の....