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纂
「纂〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
纂の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「さまよえる猶太人」より 著者:芥川竜之介
関する記録は、随所に発見される。その中で、最も古いのは、恐らくマシウ・パリスの編
纂したセント・アルバンスの修道院の年代記に出ている記事であろう。これによると、大....
「高野聖」より 著者:泉鏡花
一
「参謀《さんぼう》本部|編
纂《へんさん》の地図をまた繰開《くりひら》いて見るでもなかろう、と思ったけれども....
「黒死館殺人事件」より 著者:小栗虫太郎
朧ろな影法師を瞶めながら、夢幻的な韻を作って続ける。
「ところでペンクライクが編
纂した『ツルヴェール史詩集成』の中に、ゲルベルトに関する妖異譚が載っている。勿論....
「二十五年間の文人の社会的地位の進歩」より 著者:内田魯庵
従来半ば道楽仕事であった雑誌をビジネスとして立派に確立するを得せしめ、且雑誌の編
纂及び寄書に対する報酬をも厚うして、夫までは殆んど道楽だった操觚をしてプロフェッ....
「不沈軍艦の見本」より 著者:海野十三
と、曰く「世界お伽噺、法螺博士物語」、曰く「カミ先生|奇譚集」、曰く「特許局|編
纂――永久運動発明記録全」、曰く「ジーメンス研究所|誇大妄想班報告書第一|輯乃至....
「辞書」より 著者:折口信夫
玉篇というものがたくさんにあった。中国の玉篇を翻訳した漢和字典だ。これは辞書の編
纂のいちばん素朴なものだ。 倭名鈔をみると、非常に組織はよくできているが、中国....
「夢は呼び交す」より 著者:蒲原有明
中の町人史を連載していた。その乗杉が店の方を閉めてから、つい先年まで清水市史の編
纂にたずさわっていた。そのうちに戦争が追々不利に陥ったとき、市では市史編
纂を閑事....
「孟母断機」より 著者:上村松園
どについて大いに論じられ――今日の大問題を遠く嘉永のむかしに叫ばれ、その他「管子
纂話」「左伝輯釈」「論語集説」等のたくさんの著書を遺されたが、わたくしは、先生の....
「妖怪学」より 著者:井上円了
りとなす。例えば、『漢書』に、「哀帝建平二年、彗星の出ずるありしに、当時|王莽、
纂国の兆しとなせり」『後漢書』に、「安帝永初二年正月、大白昼見えしことあり。これ....
「迷信解」より 著者:井上円了
今般文部省にて編
纂せられたる『国定小学修身書』を一読するに、その中に迷信の課題ありて、懇切に迷信....
「二葉亭四迷」より 著者:内田魯庵
二葉亭四迷の全集が完結してその追悼会が故人の友人に由て開かれたについて、全集編
纂者の一人としてその遺編を整理した我らは今更に感慨の念に堪えない。二葉亭が一生自....
「チベット旅行記」より 著者:河口慧海
事がまだ片付かない。その仕事というのはダース博士から頼まれたチベット語の文典の編
纂です。
一旦断ったけれどもダース先生は既に英語とチベット語の大字典を拵え、そ....
「中世の文学伝統」より 著者:風巻景次郎
の定家論の所で註の中に紹介した定家歌集を訂正する。定家の後裔|冷泉為臣伯爵自ら編
纂した『藤原定家全歌集』が、定家七百年|遠忌の記念として出版された。それは定家自....
「古事記」より 著者:太安万侶
によつて傳承したと考えられる。この條は、特殊の文字使用法を有しており、古事記の編
纂の當時、既に書かれた資料があつたようである。―― ここに山部《やまべ》の....
「ベートーヴェンの生涯」より 著者:片山敏彦
トルムにおける作曲科の講義筆記によって、オーギュスト・セリユーとの協力において編
纂。一九〇九年版) J. G. Prod'homme: La Jeunesse ....