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纎
「纎〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
纎の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「薤露行」より 著者:夏目漱石
答うるが如く答えざるが如くもてなす。王を二尺左に離れて、床几《しょうぎ》の上に、
纎《ほそ》き指を組み合せて、膝《ひざ》より下は長き裳《もすそ》にかくれて履《くつ....
「南地心中」より 著者:泉鏡花
、)と猪口を叱って、茶碗で、苦い顔して、がぶがぶと掻喫う処へ、……色の白い、ちと
纎弱い、と云った柄さ。中脊の若いのが、縞の羽織で、廊下をちょこちょこと来て、ト手....
「植物一日一題」より 著者:牧野富太郎
で成年に達した男の花粉嚢から精虫が二疋ずつ躍り出て来て、その精虫の体に具えている
纎毛を動かしてその液中を泳ぎ回るのである。そして間もなく、これも自分の家で成年に....