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罪が無い
「罪が無い〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
罪が無いの前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「飛騨の怪談」より 著者:岡本綺堂
と、今の今までは馬鹿馬鹿しくもあり、腹立しくもあったが、斯うなって見ると自分にも
罪が無いでもない。嘘にもしろ、冗談にもしろ、自分は重太郎を可愛い人だと云った。で....
「血の文字」より 著者:黒岩涙香
罪の無い事は何所までも私しが受合ます」目科は徐ろに煙草を噛ぐ真似して「藻西太郎に
罪が無いとすれば彼れが白状したのは何う云う訳でしょう、真実罪を犯さぬ者が爾う易々....
「純粋経済学要論」より 著者:手塚寿郎
命の実現に対し責任をもたない。また物は悪事も善事もなし得ないのであって、常に全く
罪が無い。それは純粋の機械装置と同一視される。この点では動物も鉱物、植物と異らな....
「みみずのたはこと」より 著者:徳冨健次郎
を帯びずと心に誓って、庭石にあてゝ鉄槌でさん/″\に打破してしまったが、帯だけは
罪が無いとあって今に残って居るのであった。洋服にも履歴がある。そも此洋服は、明治....
「樹氷」より 著者:三好十郎
からこっちへ来る時に拾って来たという犬をえらく可愛がっていやしたっけ。そういう、
罪が無いと言えば罪の無い、まあ気の毒なようなお人になってしまってね、金吾は、まあ....