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罪咎
「罪咎〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
罪咎の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「心中浪華の春雨」より 著者:岡本綺堂
三郎はふだんから正直の聞えのある者、殊に父子とはいいながら十年も音信不通で、父の
罪咎《つみとが》に就いてなんの係り合いもないことは判り切っている。また一方には親....
「十二支考」より 著者:南方熊楠
され、百余日の後、懐妊する者|衆《おお》く、尋《つ》いで往きて王に白《もう》し、
罪咎《ざいきゅう》を免れんと庶《ねが》う。王これを聞き已《おわ》りて、心大いに悦....
「神鷺之巻」より 著者:泉鏡花
て、途中、牡丹のあるところを視ます時の心もちは、ただお察しにまかせます。……何の
罪咎があるんでしょう、と思うのは、身勝手な、我身ばかりで、神様や仏様の目で、ごら....
「南国太平記」より 著者:直木三十五
泣いてはいなかった。
「万事は、益満と、談合致せ。お国許では、お歴々達が、何んの
罪咎もないに、切腹をしていなさる。それに較べると、わしは、よくここまで生延びてき....
「岩魚の怪」より 著者:田中貢太郎
、釣る魚なら、餌のために心迷いのしたものじゃから、まあまあ好いとして、毒流しは、
罪咎のないものまで、いっしょに根だやしにすることになるから、それは好くないことじ....