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罪数
「罪数〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
罪数の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「日本脱出記」より 著者:大杉栄
それを軽罪にしたかするとかいう話を、四、五日前の新聞で見た。そこには毎年のこの犯
罪数などもあったのだが、今その新聞が手もとにないので、詳しいこともまたはっきりし....
「今日の日本の文化問題」より 著者:宮本百合子
なく「小平事件」のように米をきっかけに若い娘に対する殺人事件もあらわれた。 犯
罪数の増加と方法の残酷さとは市民生活を絶えず不安におとしいれているし、「夜の女」....
「帝銀事件を論ず」より 著者:坂口安吾
申しても数えるほどのことであり、この万民窮乏の実相から見て、むしろ驚くほど少い犯
罪数だと私は思う。 盗人や殺人強盗というものは、私の青年期の不況時代にも、ずい....
「犂氏の友情」より 著者:久生十蘭
るものだという学説がある。その根拠として、現代の犯罪は非常に科学的惨忍になり、犯
罪数が以前より増加したという事実を挙げる。先生は、退歩するほうに味方していられる....