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置き添ふ
「置き添ふ〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
置き添ふの前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「源氏物語」より 著者:紫式部
はこんな歌を口ずさんだ。 「いとどしく虫の音《ね》しげき浅茅生《あさぢふ》に露
置き添ふる雲の上人《うへびと》 かえって御訪問が恨めしいと申し上げたいほどで....
「源氏物語」より 著者:紫式部
る長い文章の書かれてある端のほうに、 古への秋さへ今のここちして濡れにし袖に露ぞ
置き添ふ という歌もあった。ちょうど院も、過去になったいろいろな場合を思い出し....
「源氏物語」より 著者:紫式部
越しに見えた。縁の外へお出になって、 七夕の逢ふ瀬は雲のよそに見て別れの庭の露ぞ
置き添ふ こう口ずさんでおいでになった。 秋風らしい風の吹き始めるころからは....