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「羂〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

羂の前後の文節・文章を表示しています。該当する11件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
十二支考」より 著者:南方熊楠
博秘密陀羅尼経』には、随心陀羅尼を五万遍誦せば、※女王后を鈎召し得とあり。『不空索陀羅尼経』に、緊羯羅《こんがら》童子を使うて、世間の新聞一切報告せしむる方を....
渋谷家の始祖」より 著者:宮本百合子
ンデフィニット》な、漠然とした一種の人格が、自分を絶えず付け狙って、悪意の籠った《わな》を張っているに違いない、という処に落付くのである。 その不思議な力を....
田舎」より 著者:プレヴォーマルセル
をはっきり見ることが出来ました。決してわたくしが陰険な事をいたしたとか、あなたを《わな》に掛けたとかお思いになってはいけません。わたくしは戸を開けるつもりで戸....
草迷宮」より 著者:泉鏡花
、お話|対手、夜伽はまだ穏な内、やがて、刃物切物、鉄砲持参、手覚えのあるのは、係に鼠の天麩羅を仕掛けて、ぐびぐび飲みながら、夜更けに植込みを狙うなんという事が....
大菩薩峠」より 著者:中里介山
ぶん煤《すす》け方がひどいものであります。しかしながら、右手に鋭剣をとり、左手に索《けんさく》を執り、宝盤山の上に安坐して、叱咤暗鳴《しったあんめい》を現じて....
黒百合」より 著者:泉鏡花
もんだから、ここはちょうど人通の少い処、密と目を塞いで探って来たので、ついとんだに蹈込んださ、意気地はないな、忌々しい。」 とさりげなく打頬笑む。これに心を....
万葉秀歌」より 著者:斎藤茂吉
んでいるので注意したのであった。 ○ 足柄の彼面此面に刺すのかなる間しづみ児ろ我紐解く 〔巻十四・三三六一〕 東歌 相模国歌で、足柄は....
運命のままに」より 著者:豊島与志雄
して私はもう英子の家に行くまいと思った。そう思っていると私の心にある巧みな計略の《わな》が見えて来た。凡てが私のために張られたであったかも知れないと私は思っ....
回想録」より 著者:高村光太郎
そういう意味であの像はなかなかいいと思う。天平の乾漆は概して皆よい。三月堂の不空索なども、大らかな堂々とした所があって、お頭も案外写生だけれども美しい。天平の....
美の日本的源泉」より 著者:高村光太郎
最もいさぎよきものである。 天平盛期となるとまず東大寺三月堂の乾漆の巨像|不空索観音があり、雄偉深遠で、しかも写実の真義を極めている。写実はすべての天平仏の....
古寺巡礼」より 著者:和辻哲郎
三月堂の外観は以前から奈良で最も好きなものの一つであったが、しかし本尊の不空索観音をさほどいいものとは思っていなかった。しかるに今日は、あの美しい堂内に歩....