羅漢柏[語句情報] »
羅漢柏
「羅漢柏〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
羅漢柏の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
いね」 「左様でございますよ、御承知の通り檜に椹、それから高野槙《こうやまき》と
羅漢柏《あすひ》、※《ねずこ》を加えまして、それを木曾の五木と称《たた》えている....
「十二神貝十郎手柄話」より 著者:国枝史郎
の筋道はちゃんと立つ)貝十郎は歩いて行った。 木曽の五木と称されている、杜松や
羅漢柏や椹や落葉松や檜などが左右に茂っている。山腹の細道は歩きにくく、それに夕暮....
「塩原多助一代記」より 著者:三遊亭円朝
と話をしながら漸く登りますると、是れから金精峠と申して実に難所で、樹木は榧松と
羅漢柏の大樹ばかりで、かれこれ一里半ばかり登りますと、西の方は日光の男体山、此方....
「秋の鬼怒沼 」より 著者:木暮理太郎
て林の中を下り始めた。 木立が深いので下草の笹は短かった。唐檜を主として黒檜や
羅漢柏の大木が交った原始の針葉樹林は、この冬枯にも尚お生気の溢れているような爽か....