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「美様〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

美様の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
ドグラ・マグラ」より 著者:夢野久作
て、草色の振袖に赤襷がけで働いておりましたが、何に致せ容色はあの通り、御先祖の六美様の画像も及ばぬという、もっぱらの評判で御座いますし、それに気質がまことに柔和....
白くれない」より 著者:夢野久作
には差し置かぬぞと睨め付くれば、彼の馬十首を縮めて阿呆の如く舌を出し。われはお奈美様をこそ主人とも慕ひ、女神様とも仰ぎ来つれ。御身の如き片輪風情の迷ひ猫を何条主....
明治開化 安吾捕物」より 著者:坂口安吾
レどもを追ンだす術がたッた一ツあるんですとさ。旦那はあのアバズレと結婚前に、お久美様という正式の奥方がおありではありませんか。歴とした旗本御夫婦。それが正式の御....
前記天満焼」より 著者:国枝史郎
いる。キョトキョト恐れおどついていた、先刻までの番頭ではないのであった。 「お久美様!」と土下座をした。 「かようなことになろうとは……迂闊千万にございました」....
旧藩情」より 著者:福沢諭吉
下士の家に行けば、座敷まで刀を持ち込むを法とす。 また文通に竪様《たてざま》、美様《びざま》、平様《ひらざま》、殿付《とのづ》け等の区別ありて、決してこれを変....