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「美濃派〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

美濃派の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
私の父」より 著者:堺利彦
問へば海の上」「目に立ちて春のふえるや柳原」などいうのも覚えている。系統としては美濃派だとか、支考派だとか言っていた。しかし父の主張としては、「俺はもげたとは奇....
夜明け前」より 著者:島崎藤村
。そういう吉左衛門はいくらか風雅の道に嗜みもあって、本陣や庄屋の仕事のかたわら、美濃派の俳諧の流れをくんだ句作にふけることもあったからで。 あれほど山里に住む....
夜明け前」より 著者:島崎藤村
。半蔵らもこの落合の宿まで帰って来ると、峠一つ越せば木曾の西のはずれへ出られる。美濃派の俳諧は古くからこの落合からも中津川からも彼の郷里の方へ流れ込んでいるし、....
夜明け前」より 著者:島崎藤村
帰っていたなら、気分のよいおりにでも訪ねて来てもらって、先々代から伏見屋に残った美濃派の俳人らが寄せ書きの軸なりと壁にかけ、八人のものが集まって馬籠風景の八つの....