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美濃衆
「美濃衆〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
美濃衆の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「夜明け前」より 著者:島崎藤村
それから横浜へ出ようとした。木曾出身で世話好きな十一屋の隠居は、郷里に縁故の深い
美濃衆のためにも何かにつけて旅の便宜を計ろうとするような人だ。この隠居は以前に馬....
「夜明け前」より 著者:島崎藤村
に客の席をつくるなぞ、清助もぬかりはない。無事に嚮導の役目を果たして来た十三人の
美濃衆は、同じ門人仲間の半蔵の家に集まることをよろこびながら、しばらく休息の時を....
「夜明け前」より 著者:島崎藤村
もしく思われていたものも勝重である。今は彼も父祖の家業を継いで醤油醸造に従事する
美濃衆の一人であり、先代儀十郎まで落合の宿役人を勤めた関係からも何かにつけて村方....
「梟雄」より 著者:坂口安吾
ねり殺して信秀の落ち目の元をつくったのは道三だ。その道三は益々快調、負け知らず、
美濃衆とよばれて天下の精強をうたわれている彼の部下は充実しつつあるばかりだ。 ....