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「美福門〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

美福門の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
邪宗門」より 著者:芥川竜之介
、遠田《とおだ》の蛙《かわず》の声と、車の輪の音とが聞えるばかり、殊にあの寂しい美福門《びふくもん》の外は、よく狐火の燃える所だけに、何となく鬼気が身に迫って、....
中世の文学伝統」より 著者:風巻景次郎
応保二年に生れた。そのとき父俊成は四十九歳、定家には七歳上の兄|成家がある。母は美福門院の女房|加賀といって、はじめ皇后宮少進藤原|為隆の妻であった。為隆は定家....
随筆 新平家」より 著者:吉川英治
って生まれた院の法皇御自体が、すでに、甘美な制度から遁れ得ていない。鳥羽の寵姫、美福門院は、すでに、幼帝近衛の御母であり、ここにまた、女院政治すら行われそうです....