美色[語句情報] »
美色
「美色〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
美色の前後の文節・文章を表示しています。該当する7件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「雪之丞変化」より 著者:三上於菟吉
り続きなのだ。
いうまでもなく、菊之丞一行中の、雪之丞の、天から授かったような
美色、これまでの役者に見られなかった品の良さ、一挙手、一投足につきまとっている不....
「十二支考」より 著者:南方熊楠
)などは土中に住む。純《もっぱ》ら樹上に住む蛇は熱地に多く、樹葉や花と別たぬまで
美色で光る。これは無論他動物をして、蛇自身の体の、花や葉と思い近付かしめて捉うる....
「十二支考」より 著者:南方熊楠
に命じてこれを牧養せしむ、馬職これに乗りこれに載す、ともに尋常の馬に及ばず、ただ
美色と称《い》うのみ、あるいは曰く騾《ら》の族なり云々〉と。『食鑑』は元禄八年人....
「十二支考」より 著者:南方熊楠
陀実は人の腹から生まれず、父王子なきを憂い神に祈りて地中より掘り出すところ、その
美色持操人界絶えて見ざるところとある故宝女といい、古インド人はセイロンの生蕃を人....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
の尼さんの姿を、やはり心憎いものだと見ました。どこの何という人か知らないが、その
美色はとにかく、気品としては、尼宮様と言っても恥かしからぬ高貴の人のようにも思わ....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
の後家さんは、先夫長政との間の二女を引連れて、柴田勝家に再縁の運命となった。この
美色を得た勝家の得意や想うべしであったが、同時に、指を銜《くわ》えさせられた他の....
「教育の目的」より 著者:新渡戸稲造
それにしても度を越えると堪らない。されど程好くやっておくなら、益《ますま》すその
美色を発揮して、誠に見宜い者である。ナニ婦人に限った事はない、男子でもそうだ、や....