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羔
「羔〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
羔の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「弟子」より 著者:中島敦
六寸といわれる長人孔子の半分位しかない短矮《たんわい》な愚直者《ぐちょくしゃ》子
羔《しこう》。年齢から云っても貫禄《かんろく》から云っても、もちろん子路が彼等の....
「十二支考」より 著者:南方熊楠
の子は生まるると直ぐ歯もないくせに人を咬まんとす、雛鶏|趾《けづめ》なきに蹴り、
羔《こひつじ》と犢《こうし》は角なきに頭もて物を推し退くと記した。いわゆる蛇は寸....
「十二支考」より 著者:南方熊楠
べきにあらずだ。 『春秋繁露《しゅんじゅうはんろ》』におよそ卿に贄《にえ》とるに
羔《こひつじ》を用ゆ。
羔、角あれども用いず、仁を好む者のごとし。これを執《とら》....
「孔子」より 著者:和辻哲郎
かれずば則ち退く)。今由と求とは(諫むべくして諫めず)、具臣。(二四) 子路、子
羔をして費の宰たらしむ。子曰く、夫人の子を賊わん。子路曰く。(二五) のごときを....
「長崎の鐘」より 著者:永井隆
人類の罪悪の償いとして、日本唯一の聖地浦上が犠牲の祭壇に屠られ燃やさるべき潔き|
羔《こひつじ》として選ばれたのではないでしょうか? 智恵の木の実を盗んだアダム....