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群雄割拠
「群雄割拠〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
群雄割拠の前後の文節・文章を表示しています。該当する9件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「中国怪奇小説集」より 著者:岡本綺堂
る便宜もありませんでした。 牡丹燈記 元の末には天下大いに乱れて、一時は
群雄割拠の時代を現じましたが、そのうちで方谷孫というのは浙東の地方を占領していま....
「新年号の『文学評論』その他」より 著者:宮本百合子
えるように、雑誌を中心として広汎な意味でのプロレタリア作家たちが一城一廓をかまえ
群雄割拠する状態と固定させて見るのは正当を欠く観察であろうと思われる。目下は、旧....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
ヶ原以前の状態にもどる、秀吉と信長以前の状態に一度逆転すると見ている。やがてまた
群雄割拠の世になるかどうか知れないが、東西二大勢力が出来て、当分はこれが相争うの....
「東山時代における一縉紳の生活」より 著者:原勝郎
の伝播を否定するにも当らぬことになる。 論者は往々にして足利時代殊に応仁以後の
群雄割拠の状態から概論して、これを乱世だという。また群盗の横行に徴してこれを秩序....
「世界怪談名作集」より 著者:岡本綺堂
元の末には天下大いに乱れて、一時は
群雄割拠の時代を現出したが、そのうちで方谷孫というのは浙東の地方を占領していた。....
「獄中への手紙」より 著者:宮本百合子
っている興味がやはり消えないの、益※ひろまり深まるようです。封建の確立前夜、まだ
群雄割拠が納まらない時(信長)、ジェスイストが来て、その時代の人々の心にあれだけ....
「文化史上より見たる日本の数学」より 著者:三上義夫
秩序は乱れるけれども、社会としては何等衰退した形跡だになく、当時の事情を見るに、
群雄割拠して互いに統一を企て、戦術は一変して従来の一騎打ちから隊伍の動作となる。....
「三国志」より 著者:吉川英治
国志の中に見られる人間の愛欲、道徳、宗教、その生活、また、主題たる戦争行為だとか
群雄割拠の状などは、さながら彩られた彼の民俗絵巻でもあり、その生々動流する相は、....
「私本太平記」より 著者:吉川英治
。けれど諸国の武族は各※みなその郷国での地盤をかため、自信を蓄え、それが次に来る
群雄割拠の萌芽を地表にあらわし始めていた。 尊氏はいぜん心の安まるひまはなかっ....