義仲寺[語句情報] »
義仲寺
「義仲寺〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
義仲寺の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「みみずのたはこと」より 著者:徳冨健次郎
まぬ。余は京畿を愛する故に、所謂文明に乱暴されつゝある京畿を見るのが苦痛である。
義仲寺
三井寺で弁慶の力餅を食って、湖上の風光を眺める。何と云っても琵琶湖は....
「風流仏」より 著者:幸田露伴
行きゃれ、おれも昔は脇差に好をして、媼も鏡を懐中してあるいた頃、一世一代の贅沢に
義仲寺をかけて六条様参り一所にしたが、旅ほど嚊が可愛うておもしろい事はないぞ、い....
「鳴門秘帖」より 著者:吉川英治
あばずれた所などは塵ほども見えず、まったく、純なはにかましさだけがこぼれていた。
義仲寺の鐘であろう、大きく八刻を打った。 打出ヶ浜の波音にまじって、鐘の余韻が....
「随筆 新平家」より 著者:吉川英治
提ヶ|原と呼ばれ、尼となった巴は、義仲の供養に生涯をささげ、年々の命日には近江の
義仲寺にお詣りした。明治の半ば頃までは、高田の旧山砲隊裏の田圃中に、その巴の墓と....