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義手
「義手〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
義手の前後の文節・文章を表示しています。該当する9件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「特許多腕人間方式」より 著者:海野十三
話だ。今までにも、ちゃんとそういう機械的な腕なら、出来ているじゃないか。義足とか
義手とかいっているあれだ」 「ああ、あれのことですか、
義手ですね」 余は、よう....
「蠅男」より 著者:海野十三
懸けがえのない優れた助手だった。二人の共同研究で、電力や磁石で働くという巧妙な新
義手や義足を作製した。この組立式の手足のため、蠅男の立居は非常に便利になった。実....
「法窓夜話」より 著者:穂積陳重
命令はただ氏に対する礼遇たるに止まるべきことを予言し、更にまた詳細に法典編纂の主
義手続などを説明して、再びその任に当りたいということを奏請したけれども、遂に露帝....
「白金神経の少女」より 著者:蘭郁二郎
うに潰れた家の下敷になって柔かい両腕を折られてしまったのじゃよ」 「じゃ、あの、
義手で……」 「違う! 黙っとれ!――しかし幸いなことに命だけは助かって、わしの....
「奇賊悲願」より 著者:海野十三
して来て下すった福の神で、実はこの方は、戦争で両腕両脚をなくされて、手足四本とも
義手義足をはめられていられる方なんだ。いいかね、そこでお前は思い当ることがあるだ....
「空中漂流一週間」より 著者:海野十三
としたものを掌の中に感じた。見るとそれは鋼鉄と硬質ゴムとでできた「火の玉」少尉の
義手だったのである。 「戸川中尉どの。結果において自分の敗北でありましたよ。中尉....
「平和への荷役」より 著者:宮本百合子
性の苦悩と疑惑とが感涙によって洗い流されなければならなかった。恩賜の義足、恩賜の
義手、何という惨酷な、矛盾錯倒した表現であろう。民草、または蒼生と、ひとりでに地....
「脳波操縦士」より 著者:蘭郁二郎
作用で、虹彩の絞りまで生理的にやってのけるんです。その他ラバー・スキンを張られた
義手、義足等、皆丁度人間の場合の神経のようにここでは電線が張りめぐらされていて、....
「発明小僧」より 著者:海野十三
小僧「弁解は忙しいのでしません。まず品物を見られよデス。」 秘書「こりゃ何だ、
義手じゃないか。君、間違えちゃいけませんよ。私には正しく二本の手がありますよ。」....