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義経記
「義経記〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
義経記の前後の文節・文章を表示しています。該当する7件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「十二支考」より 著者:南方熊楠
指す)猿女上人」、一向宗の顕如《けんにょ》に猿をいいかけたり。元禄十三年板『御前
義経記』五にも「以前の異名は湯屋猿と申し煩悩の垢をすりたる身」とあり。それから『....
「十二支考」より 著者:南方熊楠
《は》いて追う者の眼をごまかし無難に逃げ果《おお》せるという事よくあるやつで、『
義経記』五の六章に、義経吉野を落る時、弁慶誰も命惜しくば靴を倒《さか》しまに履き....
「小説 円朝」より 著者:正岡容
神田伯山もでた。 南龍は英雄豪傑の伝記に長じ、伯圓は義士伝に雄弁を振い、燕陵は
義経記に一方の長を示した。 ことに、伯山の、急かず騒がず、だれるばかりに噺を運....
「瓜の涙」より 著者:泉鏡花
二里余りの並木の途中、ちょうど真中処に、昔から伝説を持った大な一面の石がある――
義経記に、…… 加賀国|富樫と言う所も近くなり、富樫の介と申すは当国の大名なり、....
「明治劇談 ランプの下にて」より 著者:岡本綺堂
は黙阿弥作で明治十一年新富座の舞台びらきに上演された「松栄千代田神徳」、中幕は「
義経記」一幕、これは羽左衛門改名の出しもので、かの「船弁慶」であるが、船弁慶とい....
「随筆 新平家」より 著者:吉川英治
わずかに、尊卑分脈のうちに、ちょっと出ているだけで、その他は、保元平治、盛衰記、
義経記などの物語本に拠るしか、なんの史料もない。 しかし、私は能うかぎりな、誠....
「山の人生」より 著者:柳田国男
が、東北の各地には住んでいた。もちろん義経の事蹟、ことに屋島・壇の浦・高館等、『
義経記』や『盛衰記』に書いてあることを、あの書をそらで読む程度に知っていたので、....