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「義軍〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

義軍の前後の文節・文章を表示しています。該当する12件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
安重根」より 著者:谷譲次
の行為は戦争だよ。立派な××戦争だよ。君は義兵の参謀中将として指揮をし、僕はその義軍に参加しているのだ。事成れば、戦時の捕虜として潔く縛に就く覚悟でいる。 安重....
新しきシベリアを横切る」より 著者:宮本百合子
と一緒にプロレタリアートのソヴェト・ロシア揉潰しを試みて成功しなかった日本帝国主義軍、自覚のない、動員された日本プロレタリアートの息子たちが出入りした。次に、利....
ことの真実」より 著者:宮本百合子
、やっと語られはじめたというところがあった。 記録文学のあるものは、日本帝国主義軍隊の戦争、敗北、潰滅が、そのかげにかくしていたさまざまの歴史的事実を一般の人....
新しい抵抗について」より 著者:宮本百合子
ムの一つの現れとして、ルポルタージュに名をかりた戦記もの、秘史に名をかりた皇道主義軍国主義の合理化的宣伝の出版物が急にましてきていることにふれましたが、日本の人....
社会時評」より 著者:戸坂潤
うまでもなく、第四の国家総動員政綱の経済版に他ならない。中小商工業に到るまで、広義軍需工業と理解すれば間違はない。そして「国力」というものが何であるかも之で明ら....
天草四郎の妖術」より 著者:国枝史郎
れた童児であるぞ」 「尊い尊い天の童児様! 尊い尊い天の童児様!」 「見ろ、私は義軍を起こし、キリストとマリアとを守るであろう!」 「ハライソ、ハライソ、ハライ....
次郎物語」より 著者:下村湖人
かれてもやはり同様であった。しかも叛軍の一将校はその占拠地において民衆に、「尊皇義軍」の精神を説くアジ演説をさえやった。また永田町首相|官邸の付近には、青年団体....
天狗外伝 斬られの仙太」より 著者:三好十郎
かぬ? 志を以て馳せ参ずれば、士、浪士、町人、百姓、無頼窮民に至るまでそれぞれに義軍に加盟させる点で天狗党は断じて吝ではあるまい。どうだ? 今夜のところはここを....
斬られの仙太」より 著者:三好十郎
ぬ? 志を以って馳せ参ずれば、士、浪士、町人、百姓、無頼窮民に至るまでそれぞれに義軍に加盟させる点で天狗党は断じて吝ではあるまい。どうだ? 今夜のところはここを....
三国志」より 著者:吉川英治
とりは蘇双、ひとりは張世平という者だった。 関羽は、それに着くと、自分ら三人が義軍を興すに至った、愛国の衷情をもって、切々訴えた。今にして、誰か、この覇業を建....
三国志」より 著者:吉川英治
オオ、ではかつて、黄巾の乱の折、広宗の野や潁川地方にあって、武名を鳴らした無名の義軍を率いていた人か」 「そうです」 「道理で――どこかで見たことがあるような気....
私本太平記」より 著者:吉川英治
ぼこりを揚げて駈けまろんだ。――射程距離からはすぐ脱しえた。――とはいえ一方の直義軍も大きな扇開の形を見せつつその一端はもう湊川の下流にまで到っている。 湊川....